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えぇ、燃えています。そうです、少女がです。 そりゃあもう轟々と。 4m程の道幅が炎で埋め尽くされるほどに。 おそらく少女の前には、目が赤く光る大きな大きな狼がいるでしょう。 なんで知っているかって? 先ほどまでその狼に襲われていましたからね。 「ガルルル……」 あれ、後ろからなんか鳴き声がと思い振り返る。 なんということでしょう。 先程の大きな大きな狼がいるではありませんか。 ……ふぅ。
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