事の始まり……?

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俺も竹刀をもち、位置につこうとしたら 「朔夜は指導にまわれ」 と言われた。 「………またかよ…」 俺はひそかに溜め息をついた。 俺がこの授業がつまらない理由がこれだ。 この授業が始まった時、一度力量を計るためにトーナメント式の試合をやったのだが、幼い頃から剣道をやっている俺に勝てるものはいなかった というか、弱すぎて相手にならなかった(苦笑) その為俺はいつも指導役にまわされ試合などできなかった。 「悠?どうしたの?」 未夏が心配そうに覗き込んできた。 どうやらボーとしていたらしい。 俺は未夏に大丈夫だといい、指導(というなの鬱憤ばらし)をしていった。
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