265人が本棚に入れています
本棚に追加
俺も竹刀をもち、位置につこうとしたら
「朔夜は指導にまわれ」
と言われた。
「………またかよ…」
俺はひそかに溜め息をついた。
俺がこの授業がつまらない理由がこれだ。
この授業が始まった時、一度力量を計るためにトーナメント式の試合をやったのだが、幼い頃から剣道をやっている俺に勝てるものはいなかった
というか、弱すぎて相手にならなかった(苦笑)
その為俺はいつも指導役にまわされ試合などできなかった。
「悠?どうしたの?」
未夏が心配そうに覗き込んできた。
どうやらボーとしていたらしい。
俺は未夏に大丈夫だといい、指導(というなの鬱憤ばらし)をしていった。
最初のコメントを投稿しよう!