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付き合っていた男はいたけど、それが恋かと言われたら違うわけで、そいつは浮気三昧だったから私からフった。
いいなと思っている男は、自分の一番の親友が好きだという感じやし。
でも親友は、何も告げず死んでいるわけで。
もう、私なんていらないかなって思ったのは事実。
死んでもいいやって確かに思ってた。
でも、暗い夜道に坂の上から暴走車に撥ねられて、地面に叩きつけられるなんて思ってもいなかった。
最期に聞こえたのは近づいてくるパトカーのサイレンと、自分の頭が潰れたかのような鈍い音だった。
確か、今日は……10月21日だと思ったけど、もう私には関係ないことだろう。
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