竜を愛した少年

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ジョシュは、現在竜使い見習いである。 父方の祖父の家で、竜使いとしての修行も兼ねて、お手伝いに来ているのだ。 「おじいさん、今日は何をすれば良いの?」 「今日は、午前中にリュウノアギトから使いが来るんでな。お前に少しやってもらいたい事があるんだ」 ―リュウノアギト― 竜を自由自在に操る事が出来る者のみに与えられる称号。 また、ある種の団体であるため、総称してリュウノアギトと呼ばれている。 「そんな凄い人が来るんだ!。楽しみだなぁ!」 「ジョシュよ。これから、来る者は私の知り合いだから、上手くすればお前が入りたいと言っていた“ドラゴンズアカデミー”にも入れるかも知れんぞ?」 「!?」 「まぁ、今日その者が来るまでのお手伝いがしっかりこなせたらの話だがな」 おじいさんは、ニヤリッとジョシュを見た。 「僕、頑張るよ!」 ジョシュは、張り切ってお手伝いを再開するのだった。
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