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「そ、そうなんだ!
アイツが悪いんだ!!俺が隣の席の奴と、友達になろうとするの邪魔するからいけないんだ!全部お前がいけないんだぞ!!」
毬藻がマキくんを指差しながら喚きちらす
マキくんがビクッてしちゃったよ~
ほんっとうざいねぇ
「えー俺たちがわるいのー?
田中くんがなぐったのにー?
あっ、そろそろ手離して貰えますかぁ?会長様」
そーいえば、ずーと持たれてた
「ん、離して欲しいのか?
俺様に手を掴んで貰ってんだありがたく思え」
……早く離せよなぁ
「えぇ、大変ありがた~いんですけどぉ
会長様にずーと手を触られてるのはぁ
恥ずかしすぎて倒れちゃうのでー離してくださーい。」
ブンッ
離してくれそうにないからー
無理やり振り払っちゃった
あっ、バ会長がちょっとびっくりしてる~まぁ、いっか
「田中くんと俺の話は、
ご自由に解釈してくださーい
生徒会のみなさまが~俺たち親衛隊の話を信じてくださるとわー思ってませんからぁ。
でわ、今度こそしつれいしまーす」
いくよ~と隼とマキくんに声をかけ食堂から出て行く
後ろから声が聞こえるけど~
気にしなーい
――――――――――――――空牙side.
アイツ親衛隊のくせに俺様の手を振り払いやがった
結構強く掴んでたんだがな
そーいえば、アイツは誰だったかな
「おい、実さっき俺様の手を振り払いやがった奴は誰だ?」
奏琉の心配をしている副会長の実に聞く
「彼ですか?
貴方でも聞いた事が有るのではないでしょうか。
我々の親衛隊に下半身ゆるゆるのチャラ男がいると。それが、今の彼ですよ。
名前は確か柊雪那でしたかね」
奏琉と話していた所を邪魔されて嫌そうに答える
「アイツがか!」
噂には聞いていたが、まさか美人だったとは……それより、今は奏琉だ
「奏琉、今から俺様達は生徒会室にいくがお前もくるか?」
雪那達が出て行った後の食堂でこんな会話がされていた
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