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ん?どういう事だ?
「ティオ・・・。何時かはやるとは思いましたが、人殺しはいけませんよ」
村長、ツッコむ所はそこじゃねぇよ。
てか、ファンタジー物で誰かを殺して平和になるパターンって一つしかないような・・・はは、まさかな。
「我としては娘の幸せが一番なのでな、最終的には結婚して幸せに家庭を築いたと聞いた時は一人の親としては複雑な心境でしたよ。何せ我は殺されてるからな、娘の幸せな顔が見れそうにない」
貴方もそんな残念そうな顔を見せないで下さい。
「私は認めたくはありませんわ、お父様からそんな事を突然聞かされて納得出来るはず・・・無いじゃない。私だって婚約者は自分で決めたいわ」
そうだよな、いきなり言われても納得出来ないよな。
「俺もフィリスさんの言う事は分かります。いきなり言われても納得なんで自分は出来ないでしょうし・・・。すみません、少しお時間を頂いてもよろしいでしょうか?」
この件も踏まえ神に確認取ってやんないと。
「うむ、分かった。急な事で申し訳無いな、色々考える事もあるだろう。少し休憩を挟む事にするか」
「・・・そうですね」
フィリスの父さんや村長はそう言うと少し休む事になった。
俺は村長の家を出て横の壁に回り込むと念話を使い神様に話を聞いてみる事にした。
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