第一夜

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風が吹く度に葉が揺れて、笑っている様にも見える。 ふと、広く青い空を見つめていると、風と共に潮の臭いが鼻をかすめていく。 潮風の吹く方に向かっていたら、今度は水平線まで広がる美しい海が目の前に広がっていた。 来たこともない知らない場所なのに、何故か懐かしさを覚えた。 私は以前にもこの場所に――
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