砂漠に落ちた少年

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 何はともあれ、落ち着ける場所を探さないとな。 ある程度の敷地面積があれば、ポチとボブを放し飼い出来るのに―― ――待てよ?  放し飼い……牧場……牧場だ! 「そうだ! 京都に行こう――じゃなくて、牧場を開こう!」  勢いよく立ち上がった俺に反応し、ポチとボブも身を起こす。 まずは土地の確保だな。  もしかして、この二匹なら心当たりあるんじゃないか? 「ポチ、ボブ……人が全くいない未開の草原ってある?」 『ニャアッ!』 『クエェッ!!』  どうやら知っているらしい。 そこへ連れて行ってくれと頼むと、ボブが背中に乗れとアクションする。  ポチはどうにかしてついて来るだろう。 上位の魔物らしいし。 「さ! 出発だ!!」  俺は二匹のペットと共に、新たなる地をめざし出発した。
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