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ともあれ、さすがに幼女がエガちゃんスパッツなんて履いていると、一部変態に連れ去られてしまうかもしれない。
「よし。俺が選んでやろう」
「うーん……しょうがないなぁ……」
渋々といった様子で承諾したミシェルを連れ、俺は店内を物色し始めた。
目に入ったのは極々一般的な花柄のワンピース。
――無難にせめるならアレだな……
「ミシェル。これなんか……」
「やだ！ ださい！」
ダサいのか。
年頃の女の子は良く分からん。
――だがしかし！
「いや、コレにする。異論は認めん」
「えー……ほんとうに？」
「ああ。一般的な服装が一番だ。個性を出すのは大人になってからだな」
そう言って店の奥に座るキシリッシュを指さした。
「ああなりたいか？」
「いえ……コレにします」
反面教師の力を借りて、極々一般的なセンスを教え込む事に成功する。
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