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それぞれ服を買い終えた俺達は、キシリッシュに絡まれない内に店を後にした。
俺は水色のTシャツと、緩い黒ズボン。
ギャッツは緑色の長袖シャツに、無地の茶色いハーフパンツを選んだ。
――後は……食料品か?
いや、これ以上は運べないか。
何か運ぶ手段を探さないと。
「リヤカーとか売ってないかな……」
ちなみに工具関係は、一旦店で預かってもらっている。
「リヤカー? 何それ?」
――ないのか……
「んー……物を入れて運べる便利なアイテムだな。馬車の荷台みたいなやつだ」
「あ! それならあそこで売ってるよ!」
そう言ってギャッツが指差した先に、馬車の販売店があった。
そもそも、”馬車”という言葉が通じた事。
それ即ち、”馬”が存在する証明だ。
――馬も飼うかな?
夢がひろがりんぐ!!
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