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「いてぇな! 何すんだよ!」
隆二が反抗し
須藤の腕から逃れようと
体を揺らす。
「お前ら。
屋上で煙草吸っただろ!?
これで何度目だ?
早く歩け!!行くぞ」
2人の言うことなど
全く聞く耳も持たずに
腕を掴みながらズンズン
職員室へ進む。
「ちっ」
和也が舌打ちした。
「しょうがねぇ。
また停学くらったら
めんどくせぇから
今は須藤の言う通りに
するしかねぇ」
隆二が小声で和也に言うと
もう一度、物理室に
視線を送った。
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