【S】

8/34
前へ
/1475ページ
次へ
「いてぇな! 何すんだよ!」 隆二が反抗し 須藤の腕から逃れようと 体を揺らす。 「お前ら。 屋上で煙草吸っただろ!? これで何度目だ? 早く歩け!!行くぞ」 2人の言うことなど 全く聞く耳も持たずに 腕を掴みながらズンズン 職員室へ進む。 「ちっ」 和也が舌打ちした。 「しょうがねぇ。 また停学くらったら めんどくせぇから 今は須藤の言う通りに するしかねぇ」 隆二が小声で和也に言うと もう一度、物理室に 視線を送った。
/1475ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8274人が本棚に入れています
本棚に追加