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俺のお昼は屋上ときまっている。風が気持ちいいし、何より高くて空が見渡せるからだ。き、今日の可愛い娘ちゃん探しなど断じてやっておらんぞ!
屋上への階段を駆け上りドアを開けるとそこには先客が1人と1匹いた。
「やぁ、後輩くん」
「こんにちは先輩。会長は?」
ひょんなことから入らされた我が校の生徒会副会長である橋井メイ先輩は使い魔とのんきに本を読んでいた。 ?
「マツならそろそろ来るはずだよ。ほら」
タイミングよくドアが勢いよく開いた。
「ったく、悪いまたせたか?」
「いえ、俺はちょうどついたとこです」
「私の時間はどうやって返してくれるのかしら。あぁ楽しみだわ」
「す、すまない。そういうとおもって一応イチゴオレ買ってきた。」
「まったく、そんなんで私の貴重な時間と釣り合うと思うわけ?」
「…すまない、本当に申し訳ない。」
松史さん土下座しなくても…
「ふふふ…。はやくご飯にしましょ。」
末恐ろしいですよ先輩。鬼だ鬼。
「鬼は“こっち”でしょ」
そういって先輩は松史さんを指差した。
詠まれた…?恐っ
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