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「ご飯…食べよ?にぃ」
「あぁ。お腹がくっついてしにそうだよ」
このとき“謎の物体”がしっぽを振っていたのを少年は見逃さず、またしても保存したのであった。
「…くぅん」
「もぅ…コロンもちゃんと時間に起きてよね」
ちょうど俺の愛犬…いや、親友もお目覚めのようで“謎の物体”様のお叱り決定であった。
数分たっても終わらなかったので俺はしびれをきらして、
「はいはい、ご飯にしましょうよ。俺お腹減って死にそうなんですが、スフィンさん」
と催促してしまった。スフィンと呼ばれた“謎の物体”はハッと気づいてコロンに一悶着つけあわてて朝ご飯の支度に向かった。
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