1人が本棚に入れています
本棚に追加
その後ついつい箸が進んでしまいご飯三杯もおかわりしてしまった。
食べた後、今日の授業の準備や体育着など用意し制服に着替え身支度を整えた。
家をでるにはまだ時間があるな…
そうだ!いつものするか。
さてスフィンは…っと
彼女は朝ご飯の片付けを済ませコロンとソファーにすわってテレビをみていた。
「スフィン、しっぽと髪と耳をとかしてあげるからこむこう向いて」
といって隣に座り毎日の日課を始めた。
スフィンは一見ふつうの愛らしい幼女だが、なぜか猫ミミとフサフサなしっぽがはえている。当初はえてきたときはパニックだったが俺の心の中の投票の結果、パニックよりも萌が圧倒的数値で勝ってしまったためか今ではれてしまう有様である。愚かなり自分…
それに他の人にはどうやら普通の猫に見えるらしい。
まったく不思議なこともあるもんだ。
と、とかしていると隣から
「私もとかしてよ」
と声がした。普通の人ならワンと聞こえるだろう。そりゃ犬が吠えてたらワンときこえるさ。人語になんか聞こえるわけない。
が、どうやら俺はコロンの言葉がわかるらしい。やはり俺はキチガイなんだろうな。あはは…
こちらもスフィンと同じく三年間一緒にいればもう日常である。
最初は俺の目と耳を疑い、医者にまで通ったが診断結果は正常でむしろ人より良いものだった。
現実とは呆気なく散るのである。
しかしそんなこと今はどうでもいい!今はこのふさふさの毛並みとしっぽにつつまれて幸せを感じよう。
ふさふさ最高。
マジ天使。
幼女ならぬ妖女と妖犬にかこまれ毎日ロリロリハッピー!
あはっ、マジぱねぇ!
これが紅月家の朝である。
最初のコメントを投稿しよう!