10.新 歓 ☆

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委員長が後ろで何か叫んだ気がして、少し振り返ると、葛城が何やら悟りを開いたかの様な、遠い目をしていた。 ちょっ、大丈夫か? あいつ……←作)お前のせいだwww よしっ、距離少し離れてるし、下に降りるかなw 「よっと!」 木の上から飛び降りる。 と、その時 ―――! 「! 涼!!」 「うぇっ!?」  何 故 下 に 聖 夜 が 居 る !!!?? 気づいた時には遅く、俺は ―― ドサッ 聖夜の上に、落ちた………。 「う、っつぅー! おい馬鹿聖夜!! いきなり目の前に出て来んなよ!? 危ないだろーがっ!!?」 落っこちて直ぐに起き上がり、取り敢えず怒る俺。 「うっ……!? 涼、怪我はないか?」   ・ 俺の下で、痛みに少しだけ顔を歪める聖夜。 つか、怪我はないかって! 「そりゃこっちの台詞だ馬鹿!!」 「見つけたと思ったら、お前がいきなり飛び降りたから驚いちまったんだよ………」      ・・ 「俺がこの程度の高さで怪我すると思うか!?」 お前、さっきの何見てやがった!!? 「確かに、な………」 「寧ろ、下に飛び出してきた方が危ないっての!!」 「でも……」 「へっ!?」 急に起き上がって来た聖夜に、ぎゅっと抱きしめられた。 「これで………捕まえた」 そこでハッとして、今の状況に気がついた。 あれ? 何で俺、聖夜の上に馬乗りになってたの!? しかも、聖夜が起き上がっちゃったから、聖夜の上に座って、抱きしめられちゃってる状、態………? うわっ! 何コレ恥ずっ!!!/// 「な、何してっ!!?///」 「クスッ、珍しいな? お前が焦るなんて。顔も真っ赤………可愛い」  ぎゅうっ 「は、離せ~~~~っ!!!!!!!!///////」 ドタバタと暴れるが、それさえも上手く押さえ込まれてしまう。 クソッ! 全くもって俺らしくない!! この程度で押さえ込まれるなんて!!! 油断しすぎた!!?←作)何をだよ; 「やぁっと追いついた~、ってぇ!!?Σ( ̄□ ̄;)」 声の方を見ると、漸く追いついた葛城と委員長が固まっていた。 「ん? なんだ、お前らか」 「お前らか、じゃないよーっ!? 何!? 何なのこの状況!!? 何で涼ちゃん抱きしめてんのぉ!!!??」 「………これは、どういう事だ?」 あ、あれぇ? 何で、かなぁ……? 委員長の後ろに、黒い靄が見えるお……(´・ω・`;)
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