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「あっリョウちゃん!まだ帰ってなかったんだ?」
「ちょっと図書室に顔出してた。」
「リョウタ…俺頭が壊れそう…。」
今にも死にそうな顔って言うのはこういう顔なんだろうか?
俺は変わり果てたジュンをみてついそんな事を考えてしまった。
「宿題は終わったのか?」
「ちょうどいま終わったところ!
アカリが満面の笑みを浮かべて言う。
どうやら満足できる内容になったらしい。
「そっか、じゃあ帰ろう。」
開けた扉に軽くもたれながら二人に声をかける。
「うん!ほらジュンも帰るよ!」
アカリが声をかけると、ジュンは生気を取り戻したようだった。
「…ほーい。」
これでジュンも次からはちゃんと宿題を終わらせるようになればいいが、あまり期待はできないな。
まあ今日は頑張ったみたいだから後でジュースでも奢ってやろう。
身支度を済ませて俺たちは学校を出た。
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