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「リョウター!朝ご飯できてるよー!…もう!リョウタったら!!」
家中に響き渡る声、…うるさい。
「…ふぁ…はぁー…。」
朝、俺は自分を呼ぶ声に目を覚ました。
時刻は7時。眠たい目をこすりながらベットから体を起こし、ハンガーにかかっていた制服に腕を通す。
低血圧な俺は朝が弱く毎朝自分を呼ぶこの声に起こされている。
俺は学校に行く準備を済ませ、部屋を出る。
階段をおり洗面所によって顔を洗い歯を磨く。
まだ頭はしっかりしていないようでどうも目がショボショボしていた。
リビングに入るとコーヒー特有の匂いがした。
「やっと起きたの?何回も呼んでるのに!」
俺を見るなり怒ったそぶりを見せながらキッチン立つ母親が言う。
「大丈夫だよ、まだ7時10分だし。40分に家出れば間に合うから。」
とりあえず朝食の用意された席に着き、コーヒーに口をつけた。
ほろ苦さを感じ目が覚めてくる。
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