冷え込む朝

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アカリとは中学校からの付き合いで俺が唯一気兼ねなく話せる女子でもある。 基本的に器用だからか勉強も運動もそこそこできる。 部活は料理研究部。身長は160cmくらいだろうか? 整った顔立ちで暗めの茶髪にそめた肩甲骨くらいまでのロングストレートが とても似合っている。 学校でも結構モテるらしくわりと目立つ存在だ。 教室にに入り一番後ろの窓側の席に座る。 「あったけー。」 教室は暖かくなんとなくほっとした気持ちになる。 ここが今の俺の席、少し目が悪く授業中だけ 眼鏡をかけている俺はもう少し前の席がよかったが、 偶然にも隣の席になったジュンに妨害され先生に言い出すことができなかった。 アカリは窓側の一番前の席で本人は自分も後ろがよかったと嘆いていた。 そう、俺たちは高校でも同じクラスでもうここまでくると自然と3人で一緒にいることがあたりまえになっていた。
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