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俺は、少女を抱きかかえ急いで砂浜へと戻った。
「おいっ!大丈夫か?」
さっきから声をかけているけど、少女は気を失っているらしく目が覚めそうにない。
助けたはいいんだけど…この後どうするか考えていなかった。
このままここにいるのは…2人とも風邪ひいちまうしなぁ…。
さすがに暖かくなってきたとはいえ、まだ6月だ。
考えるのも面倒になってきた…。
「とりあえず、家に帰るか…。」
2人とも海水まみれだし、何よりベタベタして気持ち悪いんだよな、うん。
なんて考えながら、マンションに向かう。
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