1章

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 私は思わず 「キレイ…」  とつぶやいていた。  あぁ…私にもまだこんな感情が残ってたんだ…。  私はここで死んだら  楽になれる  と思った。  もともと何も考えないで…というか  ただ逃げたくて逃げたくて  家を飛び出してきちゃったし  行くとこもないし…  お金も何もない…  それに…もう疲れちゃった。  そう思いながらゆっくりと  海へと入っていった。  あぁ 海ってこんなに冷たいんだ  そういえば家族や友達と  海になんか来たことなかったから  初めてじゃん。  最初で最期の海だ  まっ どうでもいいけどね。
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