0人が本棚に入れています
本棚に追加
そんなことを考えていたら
いつの間にか腰あたりまで
海水に浸かっていて
やっと楽になれる
そう思ったとき
「…おい。そこで何してる」
と後ろから声がして
突然、声をかけられて
びっくりしてしまい
思わず後ずさりした。
あっ
と、思ったときには
すでに身体は海へと投げ出されていた。
本能的なのか、
これから死のうとしているのに
身体は酸素を求めていて
私はもがいていた
なんでもがいてるんだろう…
私は死にたいのに
もうイヤなの…
どうして…
自分の身体なのにいうことを
きいてくれない…。
最初のコメントを投稿しよう!