2章

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 潮風に当たると気持ちよかった。 それにしても今日は月が綺麗だ。 月明かりだけで十分歩ける。 ふと、俺は前を見た。 「俺と同じようなこと考える人いたのか…。」 俺は遠いところに人影らしきものを見たがあまり気にとめていなかった。 もともとここの海は昼夜問わず人が来るところだ。 花火をしていたり、たまに砂浜でトレーニングをしている人も見かける。 俺は、ここら辺をよく散歩していたりするが…  そんなことを考えつつ、ふとさっき人影があった方へ目を向けた。 「は!?」 俺は驚きのあまりに一瞬歩くことをやめた。
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