1人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
不気味だと感じると、俺は思わずそうつぶやいていた。
放っておいたとはいえ、このストーカーがまさかここまで急激な行動に出てくるとは思わなかったからだ。
それから何故か俺はこのストーカーに俺を腹ただしげな様子で見られている、という点に気づく。
ストーカーはの頬は膨らみ、こちらを若干ではあるが睨み付けるようにして見てきていた。
「なんだよ、お前?」
ストーカーといっても、いや、ストーカーだからなのだろうが……わざわざ人の学校まで来て、人の教室まで入ってくるなんて本当にどうかしている。
不気味だし恐怖でもあったが、迷惑極まりないこのストーキングを続けていてもらうわけにもいかなかった。
「なんだよ!」
そう思って、俺は怒鳴りつけるようにして言う。
女の子に対して褒められた対応ではないが、仕方ないだろう。
しかし、相手からの返答はなかった。
最初のコメントを投稿しよう!