一章目

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「どういう、ことだよ……?」 顔面を思いっきりぶつけた痛みで、そのまま教壇の上でうずくまる。 頭の中は疑問符で一杯になっていたが、ストーカーがどうなっているのかを確認することはできなかった。 「おい、大丈夫か田宮……?」 ゆっくりと顔をあげながら声の主を確認すると、そこには自分のクラスの担任が、心配そうにこちらを見下ろしていた。 「……大丈夫です、先生」 ゆっくりと立ち上がりつつ、鼻を押さえながらそう返答した。
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