story.3

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「………」 「言いたいことあんならハッキリ言えよ根暗野郎」 独り言ばっかりぶつぶつ言ってる奴は根暗に違いない。思いきって啖呵を切ったら西澤は無表情で一言 「チービ」 「……ぶっ殺す!!!!!」 胸ぐらを掴み殴りかかる。見事に命中。西澤が軽く吹っ飛んだ。殴った手が少し痛むが気にしない。そんなことよりもコイツを葬ることが先決だ。 だが西澤は何のダメージも受けてない様子で立ち上がった。 「身長が低いなら力も低いんだね」 「っこの!!!」 「めんどくさいからもう帰ってよ、独り言言わなきゃいいんでしょ」 「そういう問題じゃねーよ!!!」 再び殴りかかろうとした俺の手を西澤があっさりとつかむ。そして視界が反転。どうやら俺は西澤に担がれてしまったようだ。 降りようと暴れるが力が強くて敵わない。 俺を担いだまま部屋を出て隣の俺の部屋へ入り、床に俺を放り投げた。 「いってぇ!!!!」 「それじゃまたね達野さん」 そう言い残して西澤は部屋を出ておいった。 あの根暗野郎いつか殺してやる。 俺はそう誓った。
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