story.2

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偉そうなオッサンの挨拶やらここでの生活の説明やらを適当に聞き流し始末院生たちに自由時間が与えられる 隣に座っている奴は机長テーブルに突っ伏して寝るようだ 「ねぇねぇ」 「っ!?」 「あー、びっくりさせちゃった?ごめんね(笑)」 突然背後から降ってきた声に心臓が跳ねた 振り替えるとにやにやと胡散臭い笑みをうかべる長身メガネ 「……誰?」 「あぁ、俺?俺は文月大貴、よろしく」 「達野実、こちらこそ」 「それにしてもさー、キミちっさいね(笑)」 「………」 初対面でなんて失礼なことを言うんだこの長身メガネ お前がでかいだけだろ、俺は平均だ にやにやしやがってコノヤロウ 俺を苛つかせた文月大貴は隣で寝ているさっきの男にちょっかいをかけ始めた 「ねぇねぇ」 「………」 「あれ、寝てる?」 「………」 「お話ししようよ、お兄さん?」 面白い事になりそうなのでしばらく見ている事にしたが男は文月のちょっかいなど気にせずに眠り続ける、いや気づいていないのか
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