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曹操軍包囲戦
魏延対侯成の一騎打ちが始まった。侯成は魏延から逃げようとした。しかし、魏延の激しい攻撃が、逃げることを許さなかった。侯成は逃げる事を諦め、魏延と戦った。
…こうなれば、援軍が来るまで、耐えるしかないか。よりによって魏延と出会っちまうなんて…
侯成からは仕掛けない。魏延からの攻撃をひたすら避ける。
「侯成!正正堂堂と戦え。この卑怯も者め!」
侯成の防戦一方な戦いぶりに、魏延は怒った。そして、侯成への攻撃を一層強めた。さすがの侯成も、魏延からの攻撃に耐えきれなくなってきた。握力も限界にきた。そんな時、
「侯成殿!諦めてはならんぞ。我が名は魏続。魏延殿!勝負だ。」
「1対2か…かまわん。2人まとめて…殺してやる!来い!」
魏続の援軍に、侯成は奮起した。そして、侯成からも攻撃を繰り出した。魏続の槍をかわし、侯成の剣を受け流し、また魏続の槍をかわし…魏延は攻撃する間が無かった。次第に、魏延が押されていく。
「魏続殿、一気に勝負を仕掛けるぞ!」
「承知した。魏延殿、覚悟なされよ!」
侯成と魏続が同時に攻撃を仕掛けてきた。すると、魏延は魏続に突撃してきた。不意を付かれた魏続は、慌てて槍を繰り出した。
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