終わり

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気が付けば宙を舞っていて、横断歩道から十数m離れた場所に落ちたのを自覚した 「ぐっ……ご……ぁ…」 痛い、ひたすら痛い そして、寒い 季節的には、夏休み直前だから、鬱陶しい位、暑い筈なのに寒い あぁ……叫び声と泣き声が聞こえる 「おい!!今、救急車呼んだからな、兄ちゃん、死ぬなよ?!」 少し柄が悪そうなオッチャンが、俺に話し掛けてる 「う…ぐぅ…お…オッチャン…さ…さっきの…子供は…?」 傍らに片膝をついて、応急措置をしてくれてるオッチャンに、聞く 「擦り傷は有るが無事だ、お前のお陰だ、だから死ぬな」
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