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「…お前…今が、楽しいか?」
「うん、楽しいよ?」
「か…家族や…友達は…大切か?」
「うん」
俺の質問に律儀に応える小学生
「…そう…か…」
俺は無理矢理、笑みを作り、告げる
「なら、また俺と会う迄、今を楽しめ、そして、その内容を俺に…聞かせてくれないか?」
「分かった、約束だよ?お兄ちゃん」
「あぁ…」
絶対に果たされない約束を小学生と交わし、笑む
遠くから救急車のサイレンが聞こえて来る
俺は最後に、小学生に向けて呟く
「…あぁ…長い休暇が…楽しめそうだ……」
思いっきり格好付けて、笑みながら……俺の意識は闇へと堕ちていった
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