44人が本棚に入れています
本棚に追加
そして顔をしかめる。
悪かったな!部屋が余りにも汚なくて。
「…兄貴さぁ、まさか俺ら部屋から追い出した後泣いてたりした?」
「なんで泣かなきゃいけないんだ。むしろ泣く意味が知りたい」
「少し心配した俺が馬鹿だったよ」
椅子の上に掛けられた洗濯物を蹴散らし、俺の椅子に座った良太は今度は俺を見るなりため息をついた。
「なっなんだよ、それよりなんで勝手に入ってきてるんだよ」
「別に…、ただ馬鹿兄貴の馬鹿ヅラを馬鹿にしにきただけだよ」
「馬鹿馬鹿いうな」
「そんなことどうでもいいよ。
それより兄貴、ここで健司さんと何してたの?」
「…何って、別に遊んでただけだろ」
「SMごっこか…、男同士でよくやるよ…」
「してねぇよ、そんなの!そもそもそんなのあるか!!」
とぼける良太の頭を殴り、少し笑ってやった。
最初のコメントを投稿しよう!