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するとさっきまで思い悩んでいたことがなんだか阿呆らしくて、馬鹿らしく思えてくる。
「ほんと、馬鹿だな俺。」
「えっ自覚症状あり?」
「違うわぁ!
でも…お前がいてくれて少し元気になれた、ありがとう良太」
良太を後ろから抱きしめ頭を優しく撫でる。
いままでこうしてやったことはなかったからな。
良太は何度も俺を避けているように感じたから。
でも、今はそんなこともなく嫌いだっていう俺の側いてくれるのは多分少しは俺の事を心配して来てくれたんだろう。
素直じゃない奴。
でも嬉しいといえば嬉しい。
弟にさえ心配させるなんて兄として情けねぇけどな。
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