空白の問題文

33/36
前へ
/103ページ
次へ
 + 「……」 「あっ健司くんおじゃましてまーす」 「襲われたいのか?」 「よし、そこから一歩でも動いてみろ。ハサミ投げるよ」 「嘘に決まってるだろ」 「ならいいけどさぁ。 あぁ~もうこのキャラ可愛過ぎぃ、滾る~ありがとうございます」 家に帰ってみればそこのは見慣れた女、美鈴がソファに寄りかかって某バスケ漫画のアンソロジーを読んでいた。 見たことのあるキャラクターが描かれていたその漫画の表紙は見た感じ普通ではあるが、きっと中は危ないかんじなんだろう、横にR指定の文字が刻まれている。 「なんでお前がいるんだよ。どうやって入った」 「小説書くと言い始めた友達と私の萌えの為に大家から鍵借りて、こっそり侵入しちゃいました」 「うちの大家どんだけゆるいんだよ」 「え~、私あのおじいさん結構好きだよ。アルプスにいそうだよね~」 アニメの見過ぎだ…。
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加