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冷蔵庫からお茶を取り出し、自分の分とその女の分をコップに注いでやった。
「ねぇ健司くん、さっきまで何処行ってたの?
のわりには早く帰って来たけどさぁ」
「…飛鳥の家だよ」
言わないでおこうかどうか悩んだがこいつの嘘をついても意味がないので俺はコップを差し出しながら即答する。
するとどうだろう。
彼女は読んでいた漫画を投げ捨て、俺の服を引っ張った。
やはり彼女は俺が今まで知り合った女の中で一番わけがわからない。
それも腐女子の性質かなんかだろうか。
ならばかなりHYだ。
腐女子読めない。
「それで、それで何しに行ったの!?」
「遊びに行く以外理由があるのか?」
「そりゃぁ、男同士で大人な夜のゲームにっ。いったーい!」
頭にチョップをお見舞いする。
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