明白な記憶

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   + けしからん、もっとやれー! 声にならない声が脳内をこだます。 決して他人には聞かれたくない一言だ。 それにしてもこの本はまじで神!妄想力が膨らむ、死ぬんじゃない?死ねるんじゃない?私ww。 いかんいかん落ち着け、深呼吸しろ坂川美鈴!! えーと、ここは図書館。 でもって人の少ない時間帯。 騒いだらきっと追い出されるだろうな、きっと。よし! なんとか落ち着いたところでさっき読んでいた本を読むのに再開する。 最初は学校から出された作文の課題を終わらせるために来たはずだったがいつの間にか脱線してしまい、作文用紙は三行ほどしか埋まっていない。
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