2.お兄ちゃんとの出会い

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楽しそうにしている輪に入りたくて「いつも何を話しているの?」と聞いてみたの。 優兄ちゃんは、笑顔で 「みんな違う高校に進学するから、高校に入るとなかなか会えないでしょ。」 「今のうちに将来の事を話しているんだよ」といった。 優兄ちゃんは成績が良いそうだけど、機械が好きだから、工業高校に行くとの事。 健兄ちゃんと竜兄ちゃんは近くにある普通高校に進学するそうです。 高校卒業後は適当な就職先を探すと話していたけど、優兄ちゃんだけは、「適当じゃなく、本当にやりたい仕事を探そうぜ」と二人を説得?していて、「健も竜も何がしたいんだよー」と言っていた。 優兄ちゃんは「目標を見つけないと、ダラダラと時間が流れて何も残らないのはつまらない」と言っている。 優しくてカッコ良い優兄ちゃんは、将来の事を色々と考えているんだと思うと、煙草を吸う人は不良だと決めつけていた自分が少し恥ずかしかった。 この時から、お兄ちゃんがいるのを見かけると、話しかける様になった。 両親がいないから、よっちゃんも一緒に話していると、アパートの友達が出てきた。
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