試合

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「霧野、お疲れ。」 割り与えられていた部屋で着替えていると、ともに戦ってきた親友の、神童が話しかけてきた。 「ああ、お疲れ。」 FWの神童は三年の先輩達を気にもせず見事四点もゴールを決めていた。 「神童、霧野、お前ら絶好調だな!」 三年の三国先輩が、俺達の肩を抱いてほめてくれる。 「三点以降点が取られなかったのは、三国さんのおかげですよ!」 神童は、GKの三国先輩ににこやかに返す。 確かにそうだと、俺も思った。 最初の二点は仕方なかったと思う。
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