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「あいつ、中学入って3年間自分の席で俯いてたの」
「…ちょっと出掛けてくる」
「行ってらっしゃい。助けはいい?」
「いや、今回は俺一人の方がいい」
「そう」
ガチャ バタン
「…」
「おい菊乃!ただいまもないのか」
びくん!!
「しょうがないなぁ菊乃は。こりゃあ今日は大人の女としての自覚をさせないとダメか?」
ダッ!!
「待て!何故逃げる?」
ガッ!!
「怖がらなくてもいい。全部父さんに任せてくれればいいから。なっ!」
菊乃の体はブルブル震えていた
「じゃあまず服脱ごうか」
「嫌だ!!離して!!止めてよ!!父さん!!こんな事したくない!!!!」
バシッ!!
「テメェ、誰が飯食わせて来たと思ってんだ⁉お前が中学に上がって間もなく母さんが亡くなって、それから俺が一人でお前を育てながら稼いで」
「稼ぐといってもやくざでしょ❗そんな金でしかも実の娘にこんな事要求するなんておかしキャッ!!」
「菊乃…もうこれが運命だと思って諦めろ。警察呼ぼうとしてもお前の秘密を使って仲間を使っていつまでも恐怖でお前を束縛するからな!!!」
「(グスッ……誰か…助けて!!!)」
「へぇ~。やっぱり水居は男性恐怖症で合ってたか?」
「…❗誰だよテメェ❗」
「金切安…」
「やっほ~♪助けにきたよ水居!」
「ふん❗お前一人で何ができる⁉」
「まあ無理だよね♪」
「「❗⁉」」
「じゃあ何で来た?」
「まあとりあえずこれで水居の救出はできたわけだし」
「何言っ…❗⁉いない❗⁉何で❗⁉」
「…[★]こういう事言われるだろうとは思ったけど、むかつくわね。ここにいるっつうの❗」
「サンキュー♪アミメ」
「…六条」
「…助けはいらなんじゃなかったの?」
「いや~助けがいるって言うとアミメはすぐついてくるだろ?それだといくらお前の影が薄いとはいえ、何十人といる外のやくざに気づかれて連絡とられたら終わりだからまず先に俺が行って全部倒してからお前に裏から水居を救出するように連絡しての方がいいだろ⁉忍者のスピードと隠密行動スキルの高さから言ったらさ」
「テメェ仲間は万が一に備えて50人は配置したのにそれを倒しただと…」
「それだけじゃなくてあんたの息がかかってる奴は全員捕まえる手筈にしたぜ。だから後はお頭のあんただけだよ❗」
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