未来の世界と自分

2/12
前へ
/12ページ
次へ
学校帰り―――――。 はぁーぁ。 今日のテスト最悪だ。 15点………… 母ちゃんに叱られる。 「ねぇ君、優斗くんだよね?」 後ろから声が聞こえた。 「はい………?」 若い男の人。 あれ? どっかで……… 「俺は未来から来た君だよ?」 「は?」 この人大丈夫? 危ない人? 無視して帰ろうか……… 「ちょっと待ってくれ!」 「なんですか?ってか誰?」 「未来の君。」 「そんなの信じられる訳ないじゃないっすか!」 未来って……… 確かに自分に似てる?って思ったけど。 「じゃあ未来に行ったら信じてくれる?」 「未来に行く?」 「ああ…心の準備はいいかい?」 「えっ………ちょマジで?」 「行くよ!」 ピーッ! 未来の俺が笛を吹いた。 その瞬間景色が変わった。 「ここは…………」 「ここが未来だよ?」 「うそ………だろ?」 想像してた未来と違う……… もっと技術が進んで明るい未来を描いてたのに……… 暗いし、ドヨ~ンとしてる。 「俺の仲間に会いに行こう。」 そう言って連れて来られた場所は…… 「学校?」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加