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部屋に戻った俺は制服に着替えてから鏡の前に立った
融也「よっしゃ!行ってきます!」
行ってらっしゃいと言う親を横目に玄関のドアを開けて学校に向かった。
融也「さすがは有名学校。けっこう人いるな~」
俺が今日から入学するのは都立霧ヶ崎学園高等部。
霧ヶ崎学園はかなりの有名校で、高等部、中等部とあり施設も充実している。そんな訳で
融也(女子のレベルも最高だ!あの子とかもう!)
疑問に思っただろう……何故こんな有名校に頭脳平凡の俺が入学出来たのかって?
それはだな…
(一年間一回も遊ばずにガリガリ勉強した甲斐があったぜ~!)
などと心の中でつぶやいていると、前方に見慣れた人影があった。その人影を目にした瞬間に融也は下級魔法の筋力強化を使いダッシュした。
融也「そぉぉぉぉぉぉらぁぁぁぁぁぁ!!!!」
?「はぁ!?ちょっと待っ……」
言い終わる前にヘッドロックをされている少年、梦芙 蒼(ユメブキ ソラ)は融也の幼なじみである
蒼「朝からテンション高いんだよエロ大魔王が!」
魔法による筋力強化で直ぐにヘッドロックを回避する
そう魔法、一昔前までならくだらないと笑われたり、使えたら便利などの魔法は現代では当たり前になっていたのだ。
融也「お前がこんな早いとか珍しいな。中学の時は遅刻の常習犯だったのに。槍でも降ってくんじゃねぇの?」
蒼「なんなら今すぐ降らせてやろうか?」
融也「じ…冗談に決まってんだろ!アホ!」
こんな感じのやり取りをしている間に遂に霧ヶ埼学園へと到着する二人だった
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