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シャッ――――
「おわっ!」
「あっ…」
私は素早くベッドから離れ、あたかも同時にカーテンを開けた"ように"した。
我ながら苦肉の策だ。
「お前、もうだいじょぶなのか?」
「え…と…。はぃ…――」
大丈夫と続けるはずだったが、また意識が飛びそうになり、よろめいてしまった。
-------やばい!転ぶ…
その時、
「やっぱ、大丈夫じゃねーじゃねーか」
上から降ってきたその声の人は、私を自分の腕の中に引き寄せた。
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