10 告白

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「…メールしてね」 キスの後、私の肩に顔を埋め呟く先輩の姿に、たまらなくぎゅっとしたくなって、私は背中に回した腕に力を込めた。 自分でも…、不思議だ。 しばらく会えないのに。 寂しい。 つらい。 それ以上に先輩に対する愛しさが溢れている。 『大丈夫』って、思える。 頑張ってくださいって、笑顔で。 送り出せる。 「…先輩、私、待ってます。 だから、安心して行ってきてください」
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