10 告白

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強がりでも嘘でもない。 心から……、そう思う。 海外での活動は、先輩にとっても自分を試すチャンスだ。 きっと素人の私が想像する以上に大変な事だろう。 …けれど。 私はアドバイスの一つもできないし、先輩と、仕事に関する話題で噛み合った会話を成り立たせる事も…できない。 ただ、その心を支える事くらいはできる。 先輩が、必要としてくれる限りは 傍で……支えてあげたい。 「気持ちは嬉しいよ。 ただ、愛也ちゃんは危なっかしいところがあるから…、心配だな。 だから、証明が欲しい」 「……証明?」 待っていると言った私に、先輩は言葉以外の『何か』を求める。 「…今、見たい。 愛也ちゃんは俺のって…証明して見せて」
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