11 彼女

10/24
前へ
/851ページ
次へ
「確かにモヤモヤは…するよ。 ただ、先輩にとってはあくまでも仕事だから。 それに私…やっぱりモデルの先輩好きなんだ。 どんな時よりもキラキラしてて。 …大丈夫。 先輩の事を支える、応援するって決めたから」 素直な気持ちを口にすると、優はふわっと笑って。 「…愛也、すごいね」 目を細めながら、言葉を続ける。 「あの直生先輩、だもん。 あんなイケメンと付き合うからには、常に周りの女性の存在が気になると思うの。 それでも、仕事に関わる事だから愛也はそういうところも受け入れよう、理解しようとしてる。 分かってはいても、なかなかそう思えないよ。 先輩、見る目あるね」
/851ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6300人が本棚に入れています
本棚に追加