北極星

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暗闇の中に飛び交う蝙蝠。 滴る水音。 「…?」 明らかにダメージを負いそうな棘がある。 ボロボロなこの体はこれに触れたら壊れてしまうだろう。 だから、当たらぬように気をつけて進む。 時折飛んでくる蝙蝠がうざったい。 蝙蝠を回避し、棘を飛び越えていくと、 なにかのパーツが落ちていた。 「…!」 これは、僕の体の強化パーツらしい。 早速体にセットして、ボロボロの体を修理した。 さらに洞窟を進む。 すると、なにかモフモフした生物がいる。 あちらもこちらに気づいたようで、嬉しそうな顔で近づいてきた。 しかし、ボロボロの体である上に、なかなかの巨体を誇っているこの生物を受け止めれば死は確実。丁重にお断りしたい。 回避して進む。 なおも追ってきているようだが、速度が遅いため驚異にはならない。 さらに進んだ先には、獅子の口を模した扉があった。
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