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何かいい匂いがする。 「晴香ちゃん、朝だよー♪起きないの?」 夏さんの優しい声がする。 「 夏さん、おはようございます。」 私も返事を返す。 それより、 ギュルギュルー ……お腹すいた。 「ぷっ! かわいい晴香ちゃん。」 「うっ。」 聞かれてたか…恥ずかしい。 赤くなった顔を隠すためにシーツを鼻の所まで持ってきて隠した。 そして、なぜか夏さん顔赤い?? 「あっえっと、その朝ごはん作ったから一緒に食べよ♪」 あぁーだからこんなにいい匂いがするのか。 あと一つ気になる事は、 「スーツ ?」 そう、夏さんがスーツ着ているからだ。 「あっ!一応俺社会人だから、会社!そう言えば忘れてた…晴香ちゃんって学生?だよね…。」 「はい」 だよね… と呟く夏さん。 「学校は?」 あー 学校か…。 行きたくないな…。 そんな私の気持ちに気づいてくれたのか、 「まぁ~行きたくなかったらここにいてもいいからね♪ 」 「はい」 「よしっ!!会社行ってきます♪」 「いってらっしゃい。」 「あっいい忘れてた、ちゃんとご飯食べてね!」 あわただしく出て行った夏さん。 「ありがとう。」
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