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「私もしかしたらこのまま一生結婚できないかも」
「大袈裟だよ～」
「いつもうまくいかないしさ、まあ大抵瑞希のせいで駄目になるんどけどね」
「そんな心配しなくてもさ智里と瑞希ちゃんの好みって正反対なんだから被る事はないよ」
「そうかな？」
「そうだよ。智里は尽くすタイプだし瑞希ちゃんは尽くされるタイプだしね」
「んー」
そんな風に話ながら飲んでいると、ポツリと呟くように麻子が言った
「まあ、智里の焦る気持ちも分かるけどね」
「えっ？」
「私達もう27だしね。そろそろ結婚の事とか考えるよね…」
「うん…なんかさ周りがどんどん結婚してくから焦っちゃうよね。彼との結婚を私さちょっとは期待してたんだよね」
三年も付き合っていてたしなんとなく彼と結婚するんじゃないかと思っていた所での別れ話に頭にきて妹にきつく当たってしまった
「やっぱりさー焦るなって言われても焦っちゃうよね」
麻子の言葉に顔上げると
「男の人ならともかく私達は年齢の事もあるしね。子供を産むなら早く作らないと産めなくなるし」
麻子の言う通り私達の年齢だと嫌でも結婚の事は意識してしまうし
焦りばかり大きくなっていってしまう
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