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年が明け、おめでたいはずの新年になっても私の憂鬱な気持ちは、晴れる事はなかった
年に一度の親戚一同が集まる新年会
これさえなければ私は気持ちよく新年を迎える事ができるのだ
毎年、何か理由を作りサボろうとするのだが結局母に言いくるめられ、参加する事になるのだが
「智里ちゃん久しぶりね～」
一人で飲みながらおつまみを食べていると母の妹にあたる叔母に話しかけられた
「お久しぶりです。叔母さん」
「本当ね～一年たつのは早いわ～」
「元気でしたか?」
「まあね～智里ちゃんも元気そうでよかったわ～」
お酒を飲みながら叔母さんの話に相づちをうっていると
「そういえば、瑞希ちゃん今日は来てないの?」
私が一番ここに来たくない原因の妹の話題になった
「急な仕事で今フランスに行ってるんですよ」
正直妹の話題が出るのが苦手だった
言われる事はいつも同じだったから
「そうなの、残念ね～。去年も来てなかったから久々に顔を見たかったのに」
そこからはいつも通り妹の話題で持ちきりだった
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