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「智里には本当に悪いと思ってるんだ。だけど、俺は本気で瑞希ちゃんの事が好きなんだ」 彼の言葉に気持ちが冷めていくのがわかった いつもそうだった。この人なら大丈夫と思って妹に会わせると、皆いつの間にか妹を好きになっていく まるで、私が二人の邪魔をしているような彼の言い方にムッとする 「この前会っただけなのにどうして本気なんて言えるのよ」 「実は、その後食事に行ったんだ」 「………えっ?まさか二人で?」 「ごめん…」 「何でそんな事したのよ」 おもわず声を荒げてしまう 彼の言ってる事が信じられなかった 私は彼と妹が食事に行った事なんて知らないし、ましてや妹が彼の誘いにのった事が信じられなかった 妹は確かに私の彼氏に好かれる事があったし、二人で出かけた等と噂もあったが、妹は信じられないが一応否定はしていた それとも、私が知らないだけで今までにもこんな事が会ったとゆうのだろうか
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