派遣会社時代

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別室に呼ばれ、営業の人から派遣先を告げられる。 「5月の連休開けから、高浜市のTO社の制御設計部に行ってもらいます。それまでの2週間は豊田営業所で、CATIAの実習をしてもらいます。」 「わかりました。」 高浜とは愛知県内、引っ越しの準備をしないといけない。 休みの日に不動産屋を探した。 「高浜に近い所でアパートを探しているのですが。あと風呂とトイレが別の所がいいです。」 「2件紹介できるところがあります。」 4月という中途半端な時期、物件数は少ないようだ。 「見学させて下さい。」 「わかりました。車を用意しますね。」 車に乗り1件目に着いた。 部屋に入り、ちょっとじめじめしていた。 『ここはやめておこう。』 「次の所をみたいのですが?」 「わかりました。」 2件目に到着。 ドアを開け、中に入り、風呂とトイレを確認。 部屋に入り、 「天井が高くて、部屋が広く感じられますね。」 「ここはロフトもあります。」 「南向きですか?」 「はい。南向きです。」 1Kで8畳という間取り、 「ここに決めます。」 「ありがとうございます。」 「いつ頃入居できますか?」 「5月の連休中には入居できます。」 不動産屋に戻り、 書類にサインした。 そして、不動産屋をあとにした。
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