派遣会社時代

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引っ越し当日。段ボールでつめた物や、家電が運ばれて来る。 まずは家電をどこに置くか決める。 テレビを部屋のすみに設置し、冷蔵庫と洗濯機をキッチンに設置する。 段ボールに入っている衣類や食器を配置した。 ソファも置いて、部屋らしくなった。 翌日はバイトで1緒だったせいこちゃんと遊ぶ約束をしていた。 翌日、せいこちゃんを迎えに刈谷駅に向かっていた。 ある道を直線で片道2車線の右側を走っていた。 右折待ちで渋滞してたので、左側に進路変更をして、交差点にさしかかろうとした。 『交差点内に車がいる。ぶつかる~!』 スローモーションになった。 ゴーン! 俺は固まってしまった。 『足はいってしまったかな!?』 相手の車の運転手が、 「早く車をどかして。」 車内はまったく損傷はない。 手に少しすり傷があるだけだった。 俺は慌てて車を交差点内から、駐車場に車を移動した。 車は、正面からみて、左側のタイヤあたりまでペシャンコ、エンジンまでは壊れてないようだ。 相手の人が警察に連絡してくれていた。 俺は保険会社に連絡。 「刈谷で事故を起こしたのですが。」 「けがはないですか?」 「大丈夫です。」 「今から岐阜の修理業者に車をとりにいってもらいます。」 今回の事故は、相手の車が反対車線で、右折をしようとしてたところに、俺がぶつかったのだ。ブレーキ痕はまったくなかった。 せいこちゃんにも電話をした。 「ごめん。事故しちゃって迎えにいけなくなったよ。」 「大丈夫?」 「けがはしてないから大丈夫だよ。ほんとにごめんね。」
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